加害者との交渉も始まりました

しかし、保険会社から来た答えは、この事故は「保険適用外」ということでした

途方にくれました。これからきちんとした治療は受けられるのか？

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素人だった私は思いもしなかった大きな壁にぶつかりました

ここに来て、さらにこんな事があるもんかと悩み続けました

事故から２カ月後、いつものように病室に行った私に

妻が「ちょっと見て」と、なんだか嬉しそうに言いました

そして、ベッドから出て来て、なんと私の前で立ち上がったのです！

「えっ！」

驚く私をニコニコ見ながら、軽くですが、足踏みも見せてくれました

このときの光景は今でも覚えています

妻は事故や怪我に負けず、そして自分自身に負けないように戦っていたのです

こんなに一生懸命頑張っている妻が近くにいるのに

私は何をやっているんだと・・・

逆境に立ち向かえていない自分を恥じました

私は事故以来、いろんな問題が多く、少しへこたれていました

しかし、この日が大きな転機となり

私の６年間にも及ぶ執念の勉強が始まりました